リウマチ患者さんへのシータヒーリング

この春、学会参加のため、日本に一時帰国しておりました。
夫の、大学での講義もたまたま重なり、久々に家族一緒での日本のひととき。
旧友や恩師との再会、伊勢神宮への参拝、雇用ビザ申請を巡る一件等、盛り沢山の1か月でした。

さてその間、シータヒーリングの個人セッションも何回かさせて頂きました。
特に今回、リウマチ患者さんにセッションをさせて頂くという大変貴重な機会に恵まれました。
ご本人からご感想を頂きましたので、ぜひ紹介させて頂きたいと思います。

〜ご感想〜

私がシータヒーリングのセッションを受けることになったのは、偶然が重なって「たまたま」、「突然」でした。インドを訪れていた大学時代の友人が、帰国と同時にインドでリウマチの専門医の女医さんに出会ったとメールをくれました。 西洋医学でリウマチの専門医でありながら、シータのヒーラーでもある丸山先生なら、精神世界に懐疑的なあなたでもシータのセッションを受けてみようと思うのではないか、と。 話を聞いてから、1ヶ月も経たないうちに丸山先生とお会いするチャンスに恵まれ、半ば勢いでシータのセッションをお願いすることになりました。 想像と違って丸山先生はお若くて透明な感じのする女性でした。

最初に少しリウマチの治療の経緯をお話ししてセッションに入ったのですが、目をつぶり彼女の導くままに精神を集中して自分自身へ問いかけ続けました。専業主婦の私は、日常で自分自身に問いかけることなどめったにありません。家族の時間の動きに合わせて慌ただしく生活をしているので自分自身の中にあるはずの答えがなかなかうまく出てこないのです。

しかしながら、彼女にゆっくり一枚一枚薄皮を剥ぐように自分自身の中に入るお手伝いをしていただきながら、気づくと私はボロボロと涙を流していました。
薄々感じていたけれど、認めたくない、考えたくないと自分で心の隅に追いやっていたことが、目の前に現れたのです。

実父との関係が悪く、いつもストレスとジレンマを抱えていました。
日に日に年老いていく父に冷たく当たりながらも、いつも父の体調を気にしている自分が素直じゃなくて嫌でしたが、なかなか歩み寄れずにいたのです。

そんな状態が続いた3年前のある時、突然リウマチを発症したのです。
痛くて痛くて、毎日泣いて暮らしていましたが、そんな状態では父に冷たく当たるどころではありませんでした。父も私の尋常ではない姿に心配し、その時数年来の凝り固まった関係が昔の父娘の関係に戻ったのです。私は、親不孝をしたからリウマチになったのだと思いました。

しかし、薬でコントロールできるようになると、また関係は少し悪化します。
リウマチが悪化するとまた父との距離が縮まります。
その繰り返しでした。

セッションを終えて、心が軽くなったのが分かりました。
ただ、何も考えたくなく、直感で動くことが最善に思えました。
そしてまた、自分自身の中に答えがあることを知ることができ、とても有意義だったと思います。
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この方のリウマチのコントロールは、ステロイド、メソトレキセートによる治療では、効果不十分で、エタネルセプト、インフリキシマブは二次無効、トシリズマブにて小康状態という状況でいらっしゃいました。

シータヒーリングの掘り下げの手法を使用して、この方の潜在意識を探っていくと
「関節リウマチは、自分にとって、父との関係を改善するために必要なもの」
という信念が現れてきました。そして
「関節リウマチが完全によくなってしまうと、父との関係がまた悪化してしまう」
という恐れもありました。

これらの思い込みや信念を、ご本人の潜在意識の中から解放し、適切な信念に置き換えるお手伝いをさせて頂きました。

これまでリウマチ・膠原病の診療に約5年間携わってきましたが、今回初めてリウマチ患者さんにシータヒーリングのセッションをさせて頂き、私にとって、病気の背景にある思い込みや信念にアプローチするような“診療”が、自分自身の深い喜びであり、一つの使命であると気付かせて頂くことができました。

もちろん、西洋医学に関しても、これから日本人クリニックのオープンに向け、邁進していきたいと思いますが、それと同時に様々な病気とそれに関連した信念について掘り下げ、精神的な方面からも学びを深めていきたい、と再び印度の地に立ち、決意を新たにした次第です。

感謝と祈りをこめて